
レシピを見ないで作る料理に、なかなか自信が持てません。
けれど日々のごはんこそ、なにも見ないでささっと、けれど自分を喜ばせるものを作れるようになりたい、という気持ちもずっとあるのです。
今回料理家の瀬戸口しおりさんに教えていただいたのは、少ない材料で気楽に作れて、お皿ひとつに盛り付ければ完成の「のっけごはん」。
ふたつめは、「具なし黒酢天津丼」。卵焼きをのせて、あんをかけるだけだから、10分で完成です。
今回は少し特別に、カニカマバージョンをご紹介します。
のっけごはん ひとつめ「目玉焼きと葉野菜のビビンパ」
とろとろ卵と、じんわりあんかけ。
「具なし黒酢天津丼」

材料(1人分)
卵…2個
カニカマ…1~2本(なくてもOK)
ごはん…1杯分
米油(サラダ油)…大さじ1
黒酢…大さじ1
醤油…大さじ1/2
砂糖…大さじ1
片栗粉…小さじ1/2
塩…ひとつまみ
水…大さじ1+大さじ2
お酒…大さじ1/2(なくてもOK)
作り方
1. ボウルに卵、塩ひとつまみ、ほぐしたカニカマ、水(大さじ1)を入れさっと混ぜておく
2. 黒酢、醤油、砂糖、水(大さじ2)、お酒、片栗粉を小さいボウルに入れて混ぜておく
3. フライパンに油をひき、1の卵を加えて焼き、ごはんの上にのせる
4. フライパンに2の調味料を入れて、火を弱火に。すでにフライパンが温まっている状態で熱するので、弱火でさっと混ぜるだけでOK
5. とろみがついたら3の卵の上にかけて完成!

瀬戸口さん:
「あんかけが大好きなので、今日はあんかけが食べたい!という気分のときに作る天津丼です。卵だけで、具なしでもおいしくて。結局あんかけ好きは、あんが食べられればいいんですよね。
具を入れるなら、カニカマの他にも桜エビ、ハムなど。冷蔵庫にあるもの、なにを入れても美味しくなります」
これさえおさえていればOK

瀬戸口さん:
「分量は基本的にはお好みなのですが、この『あん』は量るか、分量を覚えたほうが失敗なく作れるかなと思います。砂糖と黒酢が1:1で、醤油はその半分の量入れます。
片栗粉を入れる前に味見してもいいですね」


瀬戸口さん:
「卵はふわっとさせたいので、火を通す前にお水を加えます。フライパンに移したら、すぐにくるくるっとかき混ぜて、半熟くらいのゆるさで火を止めるのがおすすめです」
***
完成が近づくにつれ、黒酢の香りが部屋いっぱいに。熱々の卵とあんからたちのぼる湯気に、思わずうわあと声が上がります。
シンプルな味つけのあんはやさしい酸っぱさで、まだもう少し続きそうな暑い日にこそ食べたくなる味わい。たっぷりふわふわの卵で、具なしでも十分満足な一皿です。
第3話では、疲れたお腹にじんわりおいしい「モロヘイヤとささみのスープかけごはん」をご紹介します。
【写真】土田凌
もくじ
第1話(8月26日)
カリッと目玉焼きがポイント。5分で完成の「目玉焼きと葉野菜のビビンパ」
第2話(8月27日)
夏に嬉しい、やさしい酸っぱさ。やみつきあんかけの「具なし黒酢天津丼」
第3話(8月28日)
疲れたお腹に、じんわりおいしい。「モロヘイヤとささみのスープかけごはん」


瀬戸口しおり
料理家・高山なおみ氏のアシスタントを経て独立。著書に『わたしの作りおきおかず』(アスペクト)、『自分ごはん時々おやつ』(主婦の友社)など。Instagram:@kururichan