
食卓の定番、ポテトサラダ。いつものマヨネーズ味も捨てがたいけれど、味付けも食材ももっと自由でいいのかもしれないと思ったら、お馴染みの副菜に無限の可能性を感じました。
「ポテサラって楽しい!」そんな気持ちにさせてくれる、夏真っ盛りにぴったりのレシピを2名の料理家さんに教えていただいています。

2品目は、大のフライドポテト好きと話す今井真実さんに聞いた、エスニックなサラダ。
いつもの食材と調味料でつくる夏らしい一品。野菜だけなのに満足感たっぷりで、子どもも大人も大好きな味です。少ない油で美味しいポテトを揚げるコツも伺いましたよ。
1品目から読む
おなじみ食材で異国の香り。
ホクホクポテトのエスニックサラダ
材料(2人分)

じゃがいも…200g
赤玉ねぎ…20g
ミニトマト…7個
パクチー…2本
バターピーナッツ…10g
オリーブオイル…大さじ2
【和え衣の調味料】
にんにく(すりおろし)…少々
粒マスタード…大さじ1/2
カレー粉…小さじ1/2
レモン汁…小さじ1
塩…小さじ1/4
砂糖…小さじ1/4

今井さん:
「お子さんが召し上がる場合は、砂糖を2倍量にするとよりスパイシーさが和らぐのでおすすめ◎
パクチーが苦手な方は青ネギやミント、ディルなどの香草に変えてもOKです」
作り方
①じゃがいもを揚げる
じゃがいもを1cmの厚さのいちょう切りにし、水に浸けてでんぷん質をとり、水気をしっかり拭く。
フライパンにじゃがいもを入れ中火にかけ、パチパチ音がしてからオリーブオイル大さじ2を注ぐ。
面を返しながら、全体がこんがりきつね色になり、外側がカリッとするまでじっくり揚げ焼きにする。
△お箸を刺してみて、すっと通れば火が通った合図です
揚がったらバットに取る。
今井さん:
「じゃがいものでんぷん質と水気をしっかり取ることが、カリッとしたポテトを揚げるための一番のポイント。
今回はサラダなので和え衣と混ぜますが、もちろんこのまま食べても美味しいですよ」
②和え衣をつくる
じゃがいもを揚げている間に、ボウルに【和え衣の調味料】を合わせる。赤玉ねぎ(薄切りにして水にさらし、よく絞る)とミニトマト(粗みじん切り)を果汁ごと加えよく混ぜる。
③ポテトと和え衣を和える
2のボウルに1のフライドポテトを合わせ、大きく和える。最後に刻んだバターピーナッツを加え、全体をサッと和える。

器に盛り付け、刻んだパクチーを散らして完成。
今井さん:
「ポテトの熱でバターピーナッツのバター風味が溶けて、ほんのりとしたアクセントになります。
はじめから入れるのではなく、最後にふわっと混ぜ込んでみてくださいね」
自分で揚げるポテトは、やっぱり格別です

今井さん:
「サラダと聞くと子どもって大抵『え〜!』って不服そうな反応をしますよね(笑)。
だけど、子どもの大好きなフライドポテトとカレー味をかけ合わせたこのレシピならきっと喜んでくれるはず。エスニック風味で大人も満足できて、家族みんなが嬉しいポテサラだと思います。
少ない油で揚げる分時間はかかりますが、自分で揚げるポテトの美味しさはやっぱり格別。ぜひ夏休みに作ってみてもらいたいです」
***
思わず「夏だ〜!」と口に出してしまうほど爽やかなエスニック風味のポテトサラダ。
けれど、お酢を使っていないので酸味はマイルド、カレー粉由来のスパイシーさで辛みはほとんどなく、なるほどこれは子どもも大人も大好きな味です。
そして、それを受け止めるフライドポテトのホクホク美味しいこと。
自分の中の「ポテサラ」の定義がぐんと広がったことで、我が家の夏の食卓がより楽しく、彩り豊かになりそうな予感がしています。
【写真】ニシウラエイコ
もくじ


今井 真実
料理家。noteに綴るレシピやエッセイ、Xでの発信が幅広い支持を集め、さまざまなメディアでレシピ制作、執筆を行う。近著に『フライパンファンタジア』(家の光協会)、『今井真実のときめく梅しごと』(左右社)、共著『はじめて・りょうり ごはん』『はじめて・りょうり トマト』(福音館書店)、『毎日のあたらしい料理2』(KADOKAWA)などがある。
Instagram:mamiimai