
2025年、世界に先がけて当店で復刻が実現した、フィンランドの老舗テーブルウェアブランド、ArabiaのPomona(ポモナ)シリーズ。
驚くほど多くのお客さまが一緒に復刻を喜び、暮らしのなかに迎え入れてくださいました。
そんなPomonaシリーズに、新たに「プラム柄」が登場。また、ストロベリーとプラムには、15cmと19cmのプレートも仲間入りしました。
新しく加わった柄やアイテムについても、日本国内では当店のみでの限定販売となります。

この特集では、Pomonaシリーズの魅力や今回の復刻にあたって訪れた北欧出張の裏話、ひと足先にプラム柄を使ってみた様子まで、改めて店長の佐藤にじっくり話を聞いてみました。
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お客さまと一緒にたどり着けた、
「Pomona」第2弾です

佐藤:
「昨年秋以来、こうしてPomonaシリーズの復刻第2弾をお届けできることを心から嬉しく思います。Pomonaは私たちが創業当初に北欧のヴィンテージ食器を扱っていた頃から人気があり、よく買い付けていた思い入れのあるシリーズです。
オレンジやリンゴ、ミツバチなど人気の絵柄が多数ありますが、まずは3つのベリー柄(ストロベリー、ブルーベリー、リンゴンベリー)に絞って復刻をスタートしました。その際、最初の復刻が良い結果を生んだら次は必ずプラム柄を追加したいと夢見ていたんです。
だからこそ、第1弾でお客さまから大反響をいただけたことで今回のプラム柄の復刻や新たなサイズの企画が実現できました。まさにお客さまと一緒にたどり着けた景色だなと実感しています」
佐藤:
「大ぶりでシックな色合いのプラム柄は、可憐さがありつつも大人っぽく、どんな食卓にも自然に馴染んでくれる使い勝手の良さがあります。大人気のストロベリーに通ずる絵柄のリズムがあって、私自身も昔から大好きで。
今回新しく登場した15cmと19cmプレートは、『11.5cmでは受けきれない料理も載せたい』というお客さまの声にお応えするため、本国の担当者にリクエストを伝えて特別に作っていただいたサイズです」
佐藤:
「今回復刻したPomonaが、長年自分が集めてきたヴィンテージの食器たちと並んでいる姿を見ると、すごく感慨深いですね。
こんな眺めが見られるのも、開店から19年間ともに歩んできてくださったお客さまがいたからこそだと、改めて感謝の気持ちでいっぱいです」
やっぱり人と人なんだなって。
現地との距離がぐっと縮まった、北欧出張

佐藤:
「昨年のPomona第1弾の復刻がご好評をいただいたことを受け、今回の第2弾やその先の取り組みについて直接お話しするため、そして何より現地の皆さんとの信頼関係を深めるために今年の5月末、フィンランドへ向かいました。
フィスカース社の皆さんはとても温かく迎え入れてくださり、オフィスやショールームも案内していただいて。歴史あるArabiaの食器たちと一緒に、復刻に関わらせてもらったPomonaが飾られている光景を目の当たりにしたときは、すごく胸が熱くなりました。
もちろんビジネスの話し合いを直接できたことも嬉しかったのですが、その後にプライベートな時間もご一緒でき、どこまで行っても『やっぱり人と人だな』と感じたことが特に印象に残っています」

佐藤:
「夜、同じテーブルを囲んで食事をしながら自然とこれまでのキャリアの話になったんです。
そこで『どうしてフィスカース社に転職したのですか?』とお聞きしたら、『おばあちゃんがArabiaを使っていて愛着があったから』『このブランドが本当に好きで、リスペクトがあるから』と迷いなく答えてくださいました。
お互いの仕事の話ができたことも楽しかったですし、プロダクトへの愛をもつ方たちがブランドを運営していることも実感できて。私たちも『好きなものを取り扱いたい』と思いながらやってきたので、同じ気持ちを持っていることを実感できたのが、シンプルですが一番嬉しかったです」


佐藤:
「私たちがArabiaの商品を大切に、手をかけてお客さまにお届けしようとしている姿勢を、とてもリスペクトしてくださっているのも感じました。
単なるビジネスパートナーとしての関係を超えて、『Arabiaというブランドを愛する者同士』として繋がることができた、かけがえのない時間となりました。
この日はそのことが嬉しく興奮していたので、皆さんと別れた後、海辺をゆっくり散歩しながらホテルに戻ったほどです」
新たなプラム柄で、毎日の食卓がもっと楽しみに
そんな佐藤自身も、復刻したPomonaシリーズとともにこの一年を過ごしてきました。
佐藤:
「朝起きてコーヒーを淹れるとき、ふと飾ってあるジャーと目が合う瞬間が好きです。『お気に入りの雑貨が楽しく置けるように』と考えて作ったキッチンに、復刻したPomonaが馴染んでいるのを見るたび幸せな気持ちになります。
心から良いと思うものが自分の暮らす場所にある。そのことに喜びを感じていた一年でした」
佐藤:
「それから、特に活躍してくれたのが11.5cmのプレートです。餃子やお刺身の日の醤油皿としてはもちろん、夕飯のおかずを大皿に盛って取り分けるスタイルの我が家には取り皿としてパーフェクトなサイズ感で。ほぼ毎日のように食卓に登場していたので、新しい柄が増えるのを個人的にも心待ちにしていました。
今愛用しているストロベリー柄はもっぱら私と息子で使っていたので、今回仲間入りしたプラム柄は夫用として迎えようと思っています」
単体ではもちろん、ほかのベリー柄と並ぶとより一層愛らしさが増すPomona。新しく登場した15cmと19cmプレートも、ひと足早く試してもらいました。
01.breakfast

佐藤:
「息子が土曜日も学校なので、この日だけキッチンで窓の外を眺めながら朝ごはんを食べるのが貴重なひとり時間。
15cmプレートは小ぶりなパンを、19cmプレートはサラダや目玉焼きを載せるのにちょうどいいサイズ感でした。
落ち着いたトーンの色合いなので、和食・洋食問わずどんな料理も受け止めてくれそうです」
02. coffee break

佐藤:
「15cmプレートに小さなケーキを載せれば、それだけでとっておきのおやつ時間に。ケーキの周りをぐるりと囲うように並ぶベリーがたまらなく可愛いです。
ストロベリー柄とプラム柄を一緒に使うと大ぶりな果実たちの可憐さがより引き立つ気がしますね。華やかだけどファンシーすぎない、しっとりした大人っぽさを感じます。
いつものお茶の時間も北欧気分で楽しめるような、食卓を特別にしてくれるパワーを再確認しました」
創業の座標から
地図を広げてゆきたい。

佐藤:
「久しぶりにヘルシンキを訪れて、街や森の空気、そこで暮らす人たちの佇まいに触れながら、このお店を始めた頃の気持ちが今も変わらず自分の中にあることを強く感じました。
北欧は、私たちにとって『暮らし』を見つめるときの原点のような場所です。
お届けするものがライフスタイル全般へと広がってきた今も、その根っこは変わらずここにあるんだなと、あらためて確かめられた旅でした。
そんな思いもこの可愛らしい器たちに乗せて、お客さまのもとに届くと嬉しいなと思います」

佐藤:
「昨年の第1弾の復刻では、Pomonaをきっかけに初めて当店を知ってくださった方ともたくさん出会えて、とても嬉しかったんです。
来年、当店は開店20周年を迎えます。Arabiaとのご縁も、その節目に向けてまた新しいかたちで続いていきそうです。
『なんだかいい匂いのするほうへ一緒に歩いていったら、楽しいことが待っていた』。お客さまにとって、そんなお店であれるようにと願っています」

photo:馬場わかな、松浦摩耶(7〜10枚目)

